ありがちな古文の解説

古文の問題には、「仮名遣い」がつきものじゃの。
次の解説を校正してみてくだされ。

例題

歴史的仮名遣いを現代仮名遣いに直すとき、語頭以外の「ハ行」は「ワ行」にする。

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校正例

歴史的仮名遣いを現代仮名遣いに直すとき、語頭と助詞以外の「ハ行」は「わ・い・う・え・お」にする。

例題には、修正したほうがええ箇所が2つ含まれておる。
どっちも実際のゲラでよう見かけるぞな。

一つは、「語頭以外」。

傍線部に助詞が含まれることがないからか、「語頭以外」とだけ解説されることが多いようじゃが、「語頭と助詞以外」とするほうが親切じゃろう。
赤字がためらわれるようなら、鉛筆書きでの。

もう一つは、「ワ行」。

「わ・い・う・え・お」は、「ワ行」ではないぞな。
こっちは遠慮せんと赤字を入れてええ。
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