#考察・所見

頭一つ抜きん出た校正者になるためにしておきたい仕事

学参の国語に関していえば、校正者から執筆者への道のりは驚くほど短い。手前の角を曲がればすぐそこである。 一般書籍などの校正ではご法度とされているらしいリライトも、(著者原稿を除けば)諸手を広げてウェルカム! がデフォルトだから、執筆センスのある校正者が腕をふるえば、編集者の...

2015-05-29

難度か、難易度か

「『難易度』は間違い、正しくは『難度』」といわれるが、果たしてそうなのか。 学参では、「この問題の難易度は~」という用法が当たり前のように見られる。自分としては何の違和感もない。 「難しさの度合い」ではなく、「易しさと難しさの度合い」の意で用いられるためだ。 鼻歌を歌いなが...

2014-11-10

パクったらノーギャラ&罰金。パクりの発見者には罰金(懸賞金)進呈ってことにしたら、みんな気合入らんだろうか。

こちらの本については不明だが、ライターが独断で剽窃した文章を編集者がオリジナルと思い込んで、うっかりそのまま市場に出してしまう事故は実際にある。 ゴマブックスに僕の原稿が丸々パクられました。 (※こちらの記事は、現在削除されている模様) 剽窃の確認は、編集者や校正者が、と...

2014-05-24

国語に正解はあるか

「国語に正解はあるんですか」 理科の編集者に訊かれた。「正解などない」という反語の口調だった。 その疑問めいた批判は、知識問題に対してではなく、もちろん抽象的な読解問題に向けられたものだろう。 いかようにも読み取れるものに対して、解が一つであろうはずはない。 言いたいこ...

2013-11-17

学参の校正における赤字について、わりと熱心に考察してみた

※画像はアフィリエイト広告による合法掲載です。 校正の仕事について説明してある文章を読むにつけ、別の職種の話ではないかと思うほど、学参のそれとはスタンスが異なっていて驚かされる。 もし、これから学参の校正を始めようとしている人がいるのなら、くれぐれも留意されたい。一般の校正...

2013-03-23