並列の表記「や」「、」「・」
3つ以上の事柄を並列して例示する場合は、一般的に、「AやB、C、Dなど~」と書きます。
(初めの2項目の間に「や」を入れ、それ以降は読点。)
「など」はE以降を省略するときにも使いますが、示すものがDまでしかない場合でもしばしば用いられます。
「A、B、CやD」
「AやB、C、Dほか~」
という書き方は、まずしません。
しかし、以下のように、同じカテゴリで対の関係にある並列は、「~や~」の形にしないほうが自然で、読みやすくなります。
〔例文〕
- 動詞、形容詞、形容動詞、名詞などの自立語
- 「鼻が高い」「肩を落とす」「歯が立たない」「骨を休める」など、体の一部を用いた慣用句
〔おまけ〕
縦書きの国語教材では、並列であっても中黒は基本的に用いない(「第一・二段落」「わ・い・う・え・お」など、項目がワンセットになるときは例外)ため、「動詞・形容詞・形容動詞・名詞」のようには表記しないことが大半です。