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「正字」とは

俗字・略字・新字体の対になる漢字です。 外字と呼ぶこともあります。 正字の知識は、中学以上の国語教材校正者にとってはなくてはならないものです。 といっても、教材に使用される漢字はおよそ決まっているので、ある程度は自然に覚えられるでしょう。 慣れれば 素読み でも見つけられるよう...

2018-10-19

「K」とは

罫線のことです。「ケイ」とも書きます。 ネットの赤字見本を見ると、ケイと傍線・下線は区別しているようですが、国語教材では、本文や設問文に付ける傍線も「K(ケイ)」と呼ぶのが慣例です。 傍線(実線)には、オモテケイとウラケイがあります。 細いほうをオモテ、太いほうをウラと呼ぶの...

2018-10-19

「並字」とは

《参考サイト》 16. ナミ字に(並字に) | Dr.シローの覚え書き|文京組版 「デフォルトの状態に」「拗促音を普通のサイズに」という指示を出す際に、「並字」「ナミ」などと書き入れます。

2018-10-19

「傍点」とは

注意の喚起や強調などを目的に、縦組では文字の右、横組では文字の上に付ける記号です。 国語教材で使用される形は、ナミダとゴマ。ほかはまず見ません。 《参考記事》 なみだ 校正記号 読解問題の本文と本文引用箇所(設問文・解説)での使用が大半ですが、以下のような不備が散見されます...

2018-10-19

「ノンブル」とは

ページ番号のことです。 多くの教材校正にはノンブル確認がつきものですが、章立てしてある参考書の扉などでは、見栄えを考慮して、 100、101、(扉)、103、104…… といった具合に、あえてノンブルを一部非表示にすることがあります。 このようなノンブルを「隠しノンブル」と呼...

2018-10-19

「泣き別れ」とは

同じ行や同じページ内などに、ひとまとまりとして収まるべきものが、二つの行やページにまたがってしまうことをいいます。 以下は、空欄の泣き別れの例と修正例2種です。  この文章のように次行にアキがある場合は、Aを採用するのが定番です。2行目に送った空欄部分がアキにならないよう...

2018-10-19

「わーい」の「ー」の呼び方

発声的にいうと「長音」である「ー」は、記号的にいうと「音引き」です。 赤字を入れるときは、「オンビキ」とカタカナで表記します。 まれに「-」(ハイフン)や 「―」(ダーシ/ダッシュ) になっていることがあるので、注意しましょう。

2018-10-19

「対字ルビ」「均等ルビ」「字間ルビ」とは

「対字ルビ」「均等ルビ」は、「モノルビ」「グループルビ」という名称のほうがピンとくる方もいらっしゃるでしょう。 1文字に対し1字振るのが「対字(モノ)ルビ」、語句全体に対し均等に振るのが「均等(グループ)ルビ」です。 以下は、「均等ルビを対字ルビに修正する」場合の赤字見本です...

2018-10-19

「…」「―」の呼び方・使われ方

… は三点リーダー。 ― はダーシまたはダッシュ。 いずれも2字分で表記するのが原則です。 「……」は、解説の本文引用箇所の中略として頻繁に用いられますが、一つの引用につき、一箇所のみとするのが通例となっています。 二箇所以上中略を使用したいときは、引用を二つ以上に分けて対応す...

2018-10-19

「素読み」とは

照合を行う「 突き合わせ 」に対し、照合をしない校正をいいます。 国語教材で素読みにあたるのは、問題の解き直しや 形式チェック 、ファクトチェックなどです。 が、「解き直し」は「校閲」といわれることもあり、「校閲をお願いします」という依頼の中身には「形式チェック」も含まれている...

2018-10-19